簿記2級の商業簿記はどのような問題が出題されるのでしょうか?
まずは簿記2級の出題方法からご説明します!
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当ブログでは、簿記の知識0だった主婦が簿記2級を受験し合格した体験を元に簿記2級に関する情報を発信していきます!
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簿記2級の問題構成について
簿記2級は問題が5問、その中で商業簿記が3問、工業簿記が2問という構成です。(各20点)
ポイント
【商業簿記】
第一問 仕訳問題
第二問 個別問題
第三問 総合問題
【工業簿記】
第四問 仕訳問題、勘定記入、製造原価報告書作成
第五問 原価計算等
このような構成になっているのですね。
時間は全部で90分だよ! 問題を解く順番、時間配分に注意が必要です!
商業簿記の試験対策
商業簿記は3つの問題が出題され、それぞれ傾向は決まっています!
まずは傾向を押さえた勉強方法をしていくのが近道です。
簿記の試験は、優先順位をしっかりつけて解くのが大切になってきます!
簡単な問題は確実にとって(出来れば満点)、難しい問題に余力を残しておくのが鉄則なんです。
簿記2級の試験は、第1~5問すべての合計が70点以上であれば合格です。
科目ごとの足切りなどはありませんし、とにかく簡単な問題は落とさない!
問題毎の満点とりたい度合いを「満点とりたい度 星★」で表していきますので参考にされてくださいね。
第一問 仕訳問題
満点とりたい度 星5つ ★★★★★
仕訳形式の問題が5問程度出題されます。
基礎的な問題が多いですし、ひねりがあっても仕訳ですのでそこまで複雑化していません!
ここは満点を狙いたいです・・・!
もしも満点とは行かなくても、気持ちとしては満点取るぞという意気込みで。
使用する勘定科目は決まっていますので、その勘定科目で仕訳を切る練習をたくさんしておきます!
過去問、予想問題集でしっかりと練習していけば対応できると思います。
第二問 個別問題
満点とりたい度 星4つ ★★★★☆
特定分野の個別問題が出題されます。
基礎をしっかり抑えて理解しているかどうかが顕著に出る場所かもしれません。
ひねりがあまりない問題の場合は基礎がしっかりできていれば満点を目指せます!
応用力が試されるような問題の場合でも、手がつけられないような難問が出る確率は少ないです。
現金預金、固定資産、有価証券、連結会計など様々な分野から出ますので、まんべんなく勉強して高得点を目指してください!
第三問 総合問題
満点とりたい度 星2つ ★★☆☆☆
決算整理に関する総合問題が出題されます。
一番の山場はココだと思います・・・!!
手数が多く、すべての数字を完璧に出来るかどうかにこだわるよりもここはやはり・・・
簡単なところは確実に取る!!!
第三問は拾えるところをいかに多くひろうか!という問題。
一見難しそうに見えても、拾えるところは必ずあるはず。配点も100点中20点ありますので捨ててしまうことは出来ません。
ある意味割り切りながらも着実に埋めていって合格点を突破する。そんなイメージでがんばってください。
第三問は、一番最後に手を付けるのが良いです!解きやすい第一問、第二問から確実に終わらせてください。
※たまに第3問に基礎的な問題が出る場合もあるので、最初にどんな問題が出てるのか程度にちらっと確認はしてくださいね!
過去に出題された問題から、出やすい傾向を把握する
第一問の仕訳問題はどれが出るか予想は難しいですが、私が受験していた時(151回)は第二問と第三問は過去に出題された傾向を書き出して調べていました!
テスト対策にもかなり力を入れていたんですね!必死でしたので・・・
必ずというわけではないですが、結構過去のデータからは傾向というものが見えてくるものですのでオススメです。
こちらはペーパーテストを受ける方向けです!ネット試験はランダム出題になります。
※2021年6月以降はネット試験が始まった関係上、ネット上に試験問題を書くことができなくなりました!
なのでそれ以前のデータを下に書いてありますが、過去問題集などを購入して自分で調べることは出来ると思いますので私のやっていた傾向調べ方の考え方だけ参考にされてください!
まずはとりあえずどの範囲の問題が過去出題されていたかを下のようにずらっと書き出します。
第二問の過去8年の出題内容 (レベルを★で表しています)
ペーパーテスト実施回 | 問題内容 |
---|---|
157回 | リースの総合問題(★★★★★) |
156回 | 有価証券の総合問題(★★★★★) |
154回 | 商品売買と元帳の記入(☆) |
153回 | 理論の選択問題(☆~★★★) |
152回 | 当座預金勘定調整表と現金実査(☆) |
151回 | 株主資本等変動計算書(☆) |
150回 | 固定資産の総合問題(★★★★) |
149回 | 外貨建取引の商品売買(レベル:★★★★) |
第三問の過去8年の出題内容 (レベルを★で表しています)
ペーパーテスト実施回 | 問題内容 |
---|---|
157回 | 製造業の財務諸表(★★★★) |
156回 | 連結貸借対照表(★★★★★) |
154回 | 損益計算書(☆) |
153回 | 連結精算表(★★★★★) |
152回 | 税効果会計ありの貸借対照表(★★★) |
151回 | 連結精算表(★★★★★) |
150回 | 貸借対照表(☆) |
149回 | 本支店会計の本店の損益勘定(★★★) |
私は第2問になにが出題されそうか?という予想を行っていました!
大体しばらく出てない範囲がそろそろ来るかな・・・と絞っていったり。
私が受けた151回は、第2問の株主資本変動計算書がしばらく出ていなかったのでそろそろかな!と当てに行きましたが見事当たりました(笑)←本当に必死だったんだよね・・・
このやり方も今はネット試験を受けるとランダムになりますので、予想はできませんがペーパーで受ける方は有効かもしれません!
まぁ一つの参考として・・・程度に考えてくださいね(笑)
勉強には通信講座がおすすめ!
第一問から第三問まで、基礎からしっかりと理解している事が合格の鍵になります。
特に新論点の連結会計は出題回数が多いですが、全体像をイメージし理解するまでに時間を要する内容です。
(元は簿記1級の範囲だったものです・・・!ボリュームはかなりあります!)
ただ闇雲に問題集をまわすという作業では全体像の理解は難しいですし、テキストを一度読んでも私はなかなか理解が進みませんでした。
悪戦苦闘した私が最終的にたどり着いたのが通信講座で、動画を見て勉強することで合格への扉が開きました。
確実に合格したい!一発合格を目指したい!という方は、通信講座を受けてみてほしいです・・・!
私も受ける前は独学でいける気満々だったけどね。結局長引いてしまって精神的に辛かったです