簿記1級ってどのくらいの難しさ?
簿記2級を取得した管理人が簿記1級を勉強してみて感じたことを書き出しました。
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当ブログでは、簿記の知識0だった主婦が簿記2級を受験し合格した体験を元に簿記2級に関する情報を発信していきます!
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簿記1級とは?
日商簿記検定1級、商工会議所の行っている試験です。
合格すると税理士試験の受験資格にもなりますので、税理士試験の受験資格を持っていない方はこちらに合格する必要があります。
といっても、簿記1級はめちゃくちゃ難しいです。。
税理士科目に簿記論という科目がありますが、範囲はほぼ同じです。
国家資格への登竜門となるので、会計士や税理士を受けたい方が腕試しで受けるようなイメージですね。
合格率
商工会議所のHPよりお借りしてきました。
大体8~10%くらいですね。
しかし、受ける人のレベルがそもそも簿記2級とはぜんぜん違うと思われます!
その先の会計士や税理士を目指す人が多く受けている試験です。
簿記2級はこれから経理を目指したい方、とか、簿記3級受かった、とかのレベルの中での合格率でしたが、簿記1級は更にそこをクリアした人の中からの10%、ということになりますね。
簿記1級、勉強してみてどうだった?
とにかくボリュームがものすごかったです。
専門的なレベルの用語をしっかりと覚えなくてはいけないですし、計算も複雑になりますし理解が困難!
簿記2級の難しさがもう可愛らしく思えます・・・
特に工業簿記の原価計算なんかはわけわからなく難しくて専門的で哲学的(???)です。
でも本当にこれを理解すれば、例えば「新しい設備を入れる時の損益分岐点はどこか!」とか。
損益分岐点は簿記2級でもやったと思いますが、更に専門的に詳細に計算することが出来るみたいです。
とりあえず1年ぐらい、本気で目指すつもりで勉強しましたが、受験しようと思えるレベルにも達しませんでした。
あと2年やっても合格が見えてくるかどうか・・・という感じでした。
数学の要素は更に強くなりますし、電卓の使い方とかもふんわりじゃなくてしっかりと機能を使いこなす必要があります。
簿記1級を受ける意義は?
ここがねぇ・・・うーん。難しいところなんですよね。
税理士になりたいけど受験資格がない、という場合はここを目指すしかないのですが、簿記1級だと普通の経理だとオーバースペックだと言われていますね。
ちょっと専門的すぎるのですよね。
簿記2級程度でも普通の財務諸表は読めてしまいますので・・・
なので、自分を高めるために受けたい!とか、更にその先の税理士や会計士を目指したい!という高い意識をもった方に簿記1級はおすすめです。
チャレンジをしてみたことは後悔はしてなくて、用語などを勉強できただけでも私にとっては有意義でした!
簿記は奥が深くて、なかなかおもしろいのですがその分難しいですね。
そこに興味を持ち続けて勉強し続けられるかどうか、ですね(多分年単位の勉強時間になると思いますので)
おすすめの簿記1級講座
簿記1級を受けるのでしたら、おすすめの講座はプロフェッショナル簿記 を書いている富久田先生の運営している、プロ簿記講座 です。
まずプロフェッショナル簿記の記事が素晴らしく、わかりやすかったことからこちらに入りました。
先生の話がね、本当に面白いんですよ!!
話が上手だし、たとえもうまいんですね。
簿記はイメージが出来ることが大切だと思うのですが、まさにイメージしやすいお話と、簿記の本質を理解するというところを大切にされていて暗記ではない生きた勉強が出来ます。
私は根性無しで途中で挫折してしまいましたが、簿記1級がとれなくても講座は受け続けたいくらい価値があるものでした。
興味がある方はまずはプロフェッショナル簿記の記事を読んでみてくださいね!
(全然回し者でもなんでもなく、ただの富久田先生のファンです。笑)